ちくわぶはどこまでちくわぶか

−はじめに−

こんなタイトルを掲げといて申し訳ないのだが、2002年12月22日現在、
僕はちくわぶが大嫌いだ。唯一食べられないものだ。
本当に唯一だ。遠い子どもの頃の記憶からは、
“うにゅうにゅ”“べにゃべにゃ”“ドロリ〜”という擬音とともに
その食べ物はよみがえる。

あれは本当に食べ物だったの?母さん。

「くさや」も「コノワタ」も「ホヤ」も「なれずし」もなんの抵抗もなく食べられて、
『食べることが大好きだ』と公言している以上、この唯一を潰すとともに、
嫌いなものを取り込むことで己の精神力を高めたい。
さらに、まずいまずいといっているだけではなく、建設的に捉え、
それなりに研究し、造詣を深め、このレポートが終わる頃には、
「うん、ちくわぶ大好き!」と
無邪気にいえる自分になっていようと思う。

その姿――小麦粉のみで作られています。


おでんの中(それも関東限定の上に冬季限定)
にしか棲息できない食べ物、ちくわぶ。
その地味な存在に光を当て、
イタリアン・フレンチ・中華それぞれでちくわぶ主役の料理を作る。
どうなるんだろ。

イタリアン その1 (2002年12月22日)
フレンチ その1 (2003年2月15日)